義経 静 の女夫まんぢう
鎌倉の名代郷土菓子といえば 女夫(めおと)饅頭です。 現代は夫婦とかいて めおと ですが、古くは女夫と書いたのでしょう。昔の方が女性優位だったのでせうか。
鶴岡八幡宮にはかつて 女夫石 と呼ばれた霊石があったそうです。これは源義経と静御前の睦まじさを象徴したものと伝えられていたそうです。
それを明治時代になり、この饅頭が言い伝えと共に人々に愛されているそうです。 源義経と静御前は今更ここに書くもがな、踊りたくもない北条政子の命で静は歌い舞うのでありました。
よし野山 みねのしら雪ふみわけて いりにし人の あとそ こひしき
しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな
テレビは高いものでも買えば見るようになるかと思い購入したものの結局今になっても見る習慣のない私がたまたま、NHKで見たこの場面。あの可愛らしい女優さんの形相に 演技とは思えない凄みを感じたのが印象に残っています。
今のように簡単には愛する人と連絡が取れない時代、会いたくても新幹線や車がある訳でもない。かといって現代でも 相思相愛でもなかなか添うことが出来ないのが男女の難しさ。一途に義経を思う静に誰もが、現在恋愛進行形のカップルも、かつてそうだった方も自分を重ねるのではないでしょうか。
今日は 義経役もやったタッキー命 の生徒さんが見えて、まんぢうの記事とさせて頂きました。
女は度胸、決断しなくてはいけない瞬間。ってものがあるね。静は本来ならば鎌倉幕府万歳の歌を歌わなければならなかったのに、幕府が血眼になって捜している男への恋心を命を掛けて歌って踊ったことでせうな。
私が静なら吉野山で(義経の子供を身ごもっていた)義経と別れた後はどこかに匿ってもらって子供を産んだのに、と思います。子供は宝です。男性は生涯愛する女性がいてその女性が望むなら、子供を産ませて下さい。
ウチは産んだのが私ですが、外に出て働いてるのが女の方です。
私は 生涯夫と子供を守るぞ~!生徒さんに彫金を伝えるぞ!と勇ましく出勤して、銀座の7稲荷のうちのひとつ、幸稲荷に参拝してからギャオーとなって日々奮闘中なんだけど そういう私に「仕事にしがみついて輝いていたい自分でいたいつもり?」「育児放棄?」と、言われると 寝込みたくなる。
女夫饅頭、美味しい饅頭なうえに 名前も気にいった。
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