牛乳のジャム
生きていていいなあと思う瞬間は一日の間に何度も何度もありますが またまた驚く事がありました。牛乳のジャムです。
こんふぃちゅぅ~?ってジャムの事かな。
グルメ王国、北海道のウィンザーホテルの牛乳ジャムです。なんと北海道にはこのジャムが幾つか種類があるようでして 特にこのホテルの牛乳ジャムが美味しいそうです。
もったいなくて食べられません。
飛鳥時代にもチーズやヨーグルトがあったのを皆シャンご存知ですか。チーズは蘇と呼ばれて珍重されていたようです。今は便利な時代、蘇についての記事を発見したのでご覧くださいまし。http://www.yuko-cheese.net/pickups/so.html
牛乳が変化していく過程で醍醐、という表現がありますが これぞ醍醐味、のゆえんです。当時は製造小屋が甘いにおいが立ち込めていたとか、長屋王が氷室にこれをしまっていたなど 珍重されていたようです。しかし一般人には食べる事が出来なかったのは想像にかたくありません。チーズ好きの私は中学生時代に、皆が臭いと言って残す牛乳を教室の隅に隠してチーズ制作をしていたのですが ただ腐って固形物と水に分離し悪臭を放ち始めたため、担任にビンタをくらいました。今だったら暴力教師と言われそうです。ビンタはホント、痛くて仕方なかったけれど結構皆大笑いな雰囲気でおおらかな時代でした。私も後日、授業中に何気なく片足を高々と持ち上げたら先生のお尻にホールインワンしてしまいましたが。音楽の先生だった尾洞先生、お元気かな。。。。
もとい、まだ口にしてないけれどこのジャムを飛鳥人が食したら何と表現したことでしょう。
食べ物の話ばかりだと神経を疑われそうなのでちょっとお勉強。
原子がてんでばらばらに不規則に入り混じっている状態がジャムだとすると、合金は意外にも規則正しく原子が配列されている場合が多いのです。ところが、赤銅など金と銅といったように比重が大きく違う者同士の合金は一度溶解しただけでは混じり合いません。アイスコーヒーにアイスクリームを浮かべているのと同じです。(また食べ物・・・)
それで赤銅の場合は三度、溶解しては湯床へあけます。
プラチナ合金も同じです、プラチナ練りと言われるように プラチナを溶解しても高温過ぎてサラサラとは溶けなくて、練り練りして混じり合わせます。以前、ある大手会社の出す赤銅が色が出なくて、金を誤魔化しているのではないかと噂になりましたが恐らく、そこだったかもしれませんし 本当に金を誤魔化していたりして(けっけっけ)
このたびは ピンクゴールドで結婚指輪の注文が入っておりますが チョー金の品位の高い赤銅なものですから 硬いし加熱がちょっとでも過ぎるとモサモサします。割金にはあるものを入れるそうですが、それは各社秘密で教えてくれません。金の品位が高いピンクの方が加工性が良いと思ったら違うそうで、今回はK14ピンクで加工性が良く、かつピンク色も濃いのを使用して制作致します。
金合金も煮詰めればジャムのように甘くなってくれると良いのですが、(また旦那に、娘が食い意地はっているのは ママ譲りだと言われそうです)どういう訳か金が少しずつ蒸発して消えてしまう。。。それと、赤銅も余り火を掛け過ぎると色が抜けたような黒になるので ロー材には気をつけたいところです。 終わり。
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