帯留
生徒さんが一人 着物を着てとても楽しかったそうで現在帯留を製作中です。
着物は帯やら何やらと必要なため、帯留まで気を遣うのは本当のお洒落さんです。今は紐を組んで帯止め無しのスタイルが多いですね。
着物ブームは依然続いており現代版帯止も見ます、裏を見て唖然とするのが帯止めの金具。
幅広過ぎるのは見た目でその無骨さに気分が悪くなる上に、金具が高くてこれではテーブル席に着いたときにぶつけてしまいます。あと、金具の端の始末が りょうさんひーん って感じで高価な組み紐は通したくないですね、ほつれます。
骨董の直しで帯止めが来ると、銅の裏板に赤銅の金具がついていたり 四分一に片切で粋な彫がしてあるなどしてあります。勉強になるからまたやろうかな。
帯止めはハンダで足を立ててあり これが修理のときや付け替えのときに助かる。
品物を傷めないでブローチやネックレス等に作り変えることが出来ます。
色んな便利な機械や工具が溢れているけれど 私は手先で金属と対話する事が楽しいなあ。
さて 帯留が出来上がるのも楽しみだし 身に着けて行った先々で帯止めから会話が生まれるのも楽しみ。
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