恩は意志に刻め 涙は水に流せ
先月あたりから「桂先生も高岡に行くんです」と喚いておりました。
高岡には私が彫りを師事した 北光生先生がいらっしゃいます。
先生に作っていただいた毛彫鏨は私の宝物です。
北先生にお会いしに行こう!というのが私の主張ですが なかなか聞いてくださいません。素っ頓狂な上に北陸は近いようで、新幹線が無いため遠いのです。飛行場からも遠い・・・。
そうこうする内に、高岡からお祭りの山車に関しての講演会の依頼があったけど断ったよ と今月に入って桂先生に言われました。
高岡には豊臣秀吉より下賜された 山車7基があります。総漆、金箔、からくり人形、と絢爛豪華で 練り歩く時は曲がり角で持ち上げて曲がるほど大事にされています。
桂先生はそこに施してある彫金なんて 飾り金具なのだろう と見下されるので なんということを言う!と高岡っ子の私は憤慨したのでした。
室町時代の粋をこらした 正真正銘の打ち出し金具ばかりなのです!
すぐさまネットで高岡のページをお見せし 桂師匠に
「今すぐ高岡に電話するんです」
と 能面のようになって言う私、話はとんとん拍子に決まり下調べで高岡へ行くことが決まりました。桂先生の幼馴染である彫金作家と、ヤギも一緒です。
昨日、北先生にお電話が繋がりました。
詳細を控えますが 早急に吾等は行かねばなりません。
北先生と桂師匠、幼馴染の彫金作家さんとは実に40年以上ぶりの邂逅となります。
高岡御車山祭りは毎年5月1日に行われます。
ぽちをお願いいたします。
高岡は私が育った町 誇りに思います。
母校は昨日甲子園で敗退した新湊高校ですが。
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くらさん こんにちは!
滞在は8月末から9月初めの予定です。
今の高岡があるのも 加賀百万石の前田利家の息子、前田利長のお陰です。
最近、開帳400年記念がありました。
400年前に、高岡の街づくりのために大阪・京都から多くの職人を招いたのが始まりで 鋳物、鍛金、彫金、漆芸 が今でも盛んな町でして 高岡銅器の売り上げは 南部鉄器をはるかに超えています。
住んでいるときも 今の自分に影響を与えるほど面白かったけど 離れてみるともっと知りたくなりますね。
レポートお待ちください。食べ物話も含めて。
投稿: 田村尚子 | 2011年8月17日 (水) 05時33分
素敵な旅になりそうですね。
旅行の様子も楽しみにしています!
投稿: くら | 2011年8月16日 (火) 19時53分