桂盛仁 彫金塾
打ち出しの瓢箪。次々に出来あがって行きます。ひょうたんの次はしじみか、雪兔です。
同じように作っていてもこんなに違うんですね。
桂一門は 箱腰を良くないとします。蓮の葉に転がる水滴のごとし と言われますがこれが難しい。このひょうたんの丸み、つるんとしていて かといって本物そっくりに高さが高い訳でもないんですよ。不思議です。
この日は熊本から象嵌師の伊藤恵美子さんが見えていました。熊本には肥後象眼と呼ばれるものがあります。同じ布目象嵌でも おたふく鎚の使い方からして全く違うので私は唖然の呆然。今でも信じられない・・・桂師匠はよくご存知でした。錆つけも、薬品も違うしそれは秘伝だそうで教えられないとの事でした。大学の資料で観た刀の鍔の錆つけは 鉄くずに日本酒、その他色々に ねずみの糞 を入れてましたよ。それを数年寝かせて腐ったようなのがいいみたいです。お歯黒に近いのかな。現代は第二塩化鉄が主です。
新しく20代の男性が入会されて 年の頃が変わらないヤギも出勤が楽しみになるかもわかりません!

にほんブログ村
« NPO hands | トップページ | メンテナンスは一生保障 »
「桂彫金塾」カテゴリの記事
- 本日の桂彫金塾はお休みします(2020.09.23)
- 練馬区立美術館で桂盛仁先生の個展が開催されます(2018.10.12)
- 桂彫金塾 塾生募集(2018.02.27)
- お誕生日おめでとうございます(2015.12.06)
- 旭日小綬章おめでとうございます(2015.05.24)
コメント