
東京大学の生協で出版されている「ほん」の、書評をお願いしたいとありがたいお申し出に、 朝4時やら5時やらに起きて ちんまりと書き綴ったものが刷り上がりました。現在約40部あります。欲しい方 無料ですのでどうぞ。
机上で書籍と対峙するのさえままならなかったこの数年。本を読める事の幸せを味わいました。思索や本人にしか分からない遊びを散りばめて文章を作りだすのが楽しく、これがきっかけで益々早起きになったのは一石二鳥でした。独りになれる時間は早朝しかありません。でも今日は眠くて15分ほど、椅子に腰かけて寝てしまいました。
お話を下さった東大生の方は秋に留学が決まりました。以前にスイスから習いに見えていた生徒さんを紹介したところ、お互いの家が1時間で行くことが出来る距離だそうです。知り合いが居るだけで随分、安心されたのではないでしょうか。
それまでスイスと云えば アルプスの少女ハイジ=プロテスタント というイメージだったのが、彼女が研究されている1500年代のスイスのお話がまた面白くて仕方ありません。ドイツの王様に謁見といった場合の貢物のリストのお話とか ワインの味まで記録に残っているらしくて そういう資料は東大には無くてスイスに行かないと分からないそうです。
特にその時代を生きた外交官(エリート)に非常に興味を覚えておりまして 現代もスイスは ドイツ語 イタリア語 現地語 ラテン語(古代ローマン語と言われていたかな)?が話されているように、識字率が低い中、それらを読み書き出来るのが前提だった上に、そのような存在が稀だったそうです。昔から強国に囲まれていたスイスがいかに自国を守ってきたか、論文はきっと難解で読めないから、噛み砕いて教えて頂いて 私は洋服やら習慣やら食事やらを調べてみたいですね~
私が当時を生きていたならどんな生き方をしていたかな。
彫金家じゃなく フラフラしている変な旅人だろうな。でも貧乏じゃない設定で。
あ、元に戻って自分の宣伝します。
今年はクリムト生誕150周年です。それを記念して出版された本について書評を書かせて頂きました。また、この「ほん」には 東大生が書評と編集をされていて 今回号は文学が主ですが、バックナンバーを見ると それぞれの研究に関していたり まだ妊娠出産も経験されてない学生が育児に関する書籍と書評を書かれていたりと、学生の様子が伝わるようで大変面白くもあり、自分では選びそうにも無い本の紹介は楽しいです。
この「ほん」は、郵送もして頂けます。
お名前 住所を明記した紙と、90円切手10枚を同封の上封筒に「ほん」郵送希望 と朱書きして編集委員会までお送り下さい。
宛先
113-0033
文京区本郷7-3-2
東大生協組合員センター 「ほん」 編集委員会
生協は東大関係者では無くてもお買い物が出来ます。東大グッズは面白いですよ。あと、せっかく行かれるなら学生食堂はお勧めです!赤門も素敵だし、池の散策も夏目漱石の坊ちゃんの気分。頑張って子供と東京大学に入ろう~っと。ご飯食べに。
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