四川省 成都
四川省 成都に10日間、展示販売で行ってまいりました。成都は三国志の舞台、文化革命以前はこのような建物が立ち並ぶ美しき古都だったようですが今は面影のあるところは限られており、高層マンションが多かったです。現在は四川大地震の後の街で、広い中国 大地震の後の瓦礫は町を一つ潰してひとまとめにしたそう。
中国に行く前に散々言われて行くのが億劫にさえなっていましたが 実際訪れてみると人の笑顔が多く、女性はお洒落で美しい人が多かったです。食事は日本食が全く恋しくなく美味しくて、中国流のおもてなしはとにかく食べ物が出続けますので本当は痩せて帰るつもりがすっかり太ってしまいました。
そして中国のテレビの番組はほとんどが日本との戦争もののドラマかニュース、バラエティはほとんど無くてとても真面目でした。世間体や面子を非常に大切にする国民性なので表向きは日本憎しですが、個人では大変友好的で親切でした。滞在中、関東での地震や洪水、安保のニュースが大きく取り上げられていて 安保の問題に関しては何故日本は若者が戦争に反対するのだろう?と不思議がられました。
展示はとても人が多くて人ごみで窒息しそうでした。
そして日本人の作るものは信頼が高くて日本ブースは連日人の山でした。
外国人の私が見ていても中国は貧富の差が激しく、お金持ちは桁違いに大金持ち。でも多くの人は日本円の価値でモノが買えません。とても高くて手が出ない、でも欲しい・・・そんな人たちの中で 日頃地道に働いておられるような男性が 今度娘が結婚するからとネックレスを買われるときに とても高揚した様子で値切りもしないで(中国は値切りが当たり前)中国元を出しておられて お父さんはちょっと無理をして嫁いでいく娘に買われるのだと思うととても胸に響くものがありました。
今中国に行かれる人は手土産は携帯用の小さなポットがとても喜ばれます。日本製のは軽くて保温性が高いそうですよ。
展示の終わりのころには私は中国の方に対する気持ちが全く変わってしまいました。成都は特に人柄が穏やかでのんびりしているそうです。
今は人と会うと挨拶は ニイハオ ですがちょっと前までは お腹すいてない?が挨拶だったそうです。中国に行く前にそれを聞いていたら なんて食いしん坊なんだろうと思ったけど、旅の終わりの私にはそれが 中国の優しさだとすぐに理解したのでした。
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