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2016年1月 6日 (水)

帯留でお正月を

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 クリスマスの日、奥さまに帯留を贈りたいと長身のすらりとした紳士が・・・

 ちらりと見せて頂いた奥さまのお写真は 広大な畑で真っ白なパラソルに白い着物をお召しの 一枚の絵のような方でした。夏の1シーンでしょうか。

 

 たくさんの趣味をお持ちの方で、燻製を作られたりお酒を作られたり。。。ワインや焼酎色々ある中で一番難しいのが日本酒だということでした。

 ちょうど一部の生徒さんと共に「発酵」で話題になっていたので彫金を続ける傍ら日本酒造りで盛り上がってしまいました。

 

 私達アジア人は長い間、酵母菌や納豆菌などで腸内環境がとても良かったのです。多分きっと。肉食には違いなかったのですが添加物や薬で育った肉ではなかったと思うのです。生肉にも酵素があります。

 

 酵母菌はスーパーで簡単に手に入ります。みやここうじには作り方が書いてありますのでご参考に、こうじと水と塩を混ぜて炊飯ジャーの保温で2時間放っておくだけで 塩麹が出来ます。これに野菜や魚、お肉を入れるだけで大変うまみのあるものに生まれ変わります。色々試しましたが国産牛肉は味が麹に負けてしまっていました。豚肉が良かったです。

 野菜は洗わずにそのまま生きた酵母菌と共に。。。1日できゅうりは漬かります。

 塩麹に潰した煮豆を入れればお味噌ですね。こちらは作り方が全然違いますのでググって下さい。ちゃんと発酵させたお味噌を知ると即席のお味噌の不味さに驚くと思います。スーパーには生きているお味噌もあるので少々高くてもそちらが良いと思います。

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 出来あがったのがこちらです。

 半日で木目金で色々拵えることが出来るのは 銀座尚呼ならではのサービスです。

 お正月の着物に身につけて頂けたでしょうか。

 お正月と言えば数年前に包丁の儀で明治神宮内でお賽銭を投げられる側に居たことがあります。その時に儀式を行われた方に教えて頂いたのが、酒とは神様の食べ物であることです。さ(神)け(食)だそうで、まず神に祈り、酒をお供えしてから人々は食べたそうで、今もその名残で天皇が食事の際に箸を持ちあげるのが合図で皆さんが召し上がるそうです。

 酵母が生きたどぶろくは飲んだ翌日はとても元気が出ます。どぶろくはすごく栄養価が高いので現代では太るのが難点ですが神様からの贈りものを一杯飲む夜もたまには如何ですか?

 長々と関係の無いお話ばかりですみませんでした。

 寺田本家では生きた酵母のお酒を取り寄せることが出来ます。谷中銀座にも取り扱いされている酒屋がありますので 生徒さんやお客様で西日暮里工房に遊びに来られたらちょっと立ち寄られて下さい。

 

 

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