川越からバイク二人乗りで
今日は川越からご交際10年を経て鐘を鳴らしたお二人がバイクで西日暮里の工房に来て下さいました。
奥様が金工をされていたので、素材や技法が伝わりやすかったです。
恥ずかしそうに出して下さった卒業制作のカップは素材の持つ色とデザインが大変合っていてとても良かったです。この画像だけが回転させても直らないので皆さま首を傾けてご覧になって下さい。
持ち手は実はカップの中で最も難しい所で、これは使いやすく楽しい形です。世界でたった一つのカップというのも実に良いと思います。私が欲しくなりました。マイカップにしてビールも良し、旅のお供のコーヒーにも良し。持ち手が離れているのでキャンプでの直火もオッケーです。
このピュアな生き物は奥様のトレードマーク。軽く打ち出しなのも憎いですね。それと同時に、自由に何にもとらわれずにデザイン出来る事はアーティストとして最も大切だと思います。久しぶりの衝撃でした。大切な事をつい置いてけぼりにしてしまいます。
御主人様は、木目金のギメルリングをご希望です。
ギメルリングは二つのリングを二連リングにして、一つの指輪の形に収まるまで叩きに叩いた後、綺麗に成形して制作します。やすりがけで地金の3分の1は失われるのと、木目金は層に対しての加工に大変弱いので叩く事が難しい。
ちんまりとやすれば出来るのだろうかとただいま検討中です。
« 5月11日から16日迄休業致します | トップページ | 世界の手を持つ彫留の先生 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント