ウィーンの旅
だいぶ日にちが経ってしまいましたがウィーンへ展示と体験をしに行って参りました。
テロの警戒で検査は厳しく、靴にまで検査の機械が反応するほど。(多分、金属の粉でもまぎれていたのだと思います。)税関は更に厳しく、書類にちょっと横線を引いただけで目くじらを立ててこの書類じゃ通らないなどのすったもんだで危うく飛行機に乗り遅れるところでした。
この税関だけなら本当にもうこりごりで、行きの荷物の数と帰りの数が合っていないと販売とみなされて大きく課税されるようです。ヨーロッパで販売するのが難しい理由の一つかと思います。なので今回は販売は一切禁止でした。
長い飛行時間・・・そして時差は7時間。日本の方が早く進んでいます。この時差ぼけは最終日まで直らなかったです。ヨーロッパは古いものを大切にするので私達が泊まったホテルは200年の歴史があり、今の様にどの部屋も同じ広さでは無く部屋の大きさはまちまちで なぜか私が宿泊した部屋は広いキッチンがありました。長旅だったのでとってもほっとしました。お風呂も大きくて素敵でした。
日本時間にすると午前3時か4時位に、フルコースの夕食でした。まず前菜がメインディッシュかと思う様なボリューム。。。でもこんなことで驚いてはいけないのを今後まざまざと実感させられるほどに、ウィーンの方達は大食漢だったのでした。そして生野菜にはほとんど巡り合うことが無く、温野菜と大量の肉、豊富な乳製品。魚類はあってサーモンか、マリネにした青魚しかありませんでした。この時期はホワイトアスパラガスが有名らしいのですが一度も見なかったです。
朝食はビュッフェスタイルです。日本では高額で存分に食べられないチーズもこのように好きなだけ取ることが出来ます。
そして乳製品が非常に美味しいのです。この前イギリスから来たウェインは 日本の牛乳は不味いと口にしませんでしたがヨーロッパの牛乳は濃いです。とても涼しい国なので牛が元気なのでしょう。牛は涼しいと良い乳が採れるそうです。
パンの種類も大変豊富です。これは駅の地下で撮影したもの。ウィーンでは年額日本円にして3万円程出せば、全ての路面電車 バスが乗り放題です。特に検札もなく、路面もバスも地下鉄も網目のように広がっていて何処へ行くのも便利です。日本で見る様なルンペンは一人も見ませんでしたが、ホームではひざまづいて手を組み合わせてじっと祈っている女性がいました。カトリックの強い国なので、お金持ちが困った人を援助するというのが当たり前になっているからお金を恵んでいる人達も自然な感じで居ました。
ウィーン市内にはザッハトルテとデメルの本店がそれぞれあります。どっちが本家かと裁判になってザッハが勝利したそうですが日本ではデメルの方が認知度が高い気がしますよね。チョコレートの下か、スポンジの間にあんずのジャムが入るという違いだけのようなのですが・・・
一緒に来て通訳をして下さった生徒さんのYさんは、ウィーンに長く住んでいらっしゃいます。ザッハとデメルの食べ比べをしましょうと言われて嬉々としてついていったものの・・・巨大なザッハトルテ、甘いっていう言葉が甘っちょろいほどにガンガンくる甘さ。隣にあるボリュームたっぷりの生クリーム(物凄く美味しい)が無いと苦しいほどに甘いんです。そのあとにデメルに行き 食べましょうと誘われましたが この私が身の危険を感じ辞退することになりました。
ウィーン食べ物編はこのあとも続きます。
ウィーンは緑が多いけれど生野菜を食べる習慣が無いのだと思います。多いのが糖尿病だそう。でも医療費が全て無料なのとその他福利厚生が手厚いので皆さんのんびりとしていらっしゃいました。住みやすいので外国人が多く生粋のウィーンっ子は半分もいないのじゃないかと思います。肥満の方が多く、ご高齢の方を日本ほど見掛けなかったです。でも食べ物が安く、ワインも豊富でスィーツ大好きな国ですからこの誘惑に勝つのは非常に難しいと思われます。
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