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2017年3月

科学技術学園高等学校~純銀を溶かして~

毎年科学技術学園高等学校から体験で学生がきます。
今年は純銀を溶かしてペンダントにしました。ちょこ皿に純銀を入れて溶かしたものを叩いて、刻印を打ったものでイメージは古代の銀貨です。
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 私服で現地解散だったので渋谷へ遊びに行った学生もいたようです。
 将来の夢を語る学生も数人いて 大人なようなまだ子供のようなとても微笑ましい皆さんでした。ありがとうございました。

オレンジゴールドの木目金指輪

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 ゴールドほど多様な色がある貴金属はありません。イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドは馴染みがありますが ブラウン・ブラック・グリーンとあり、アクア もあるのは彫金を手掛けている人も知りますまい。
 お客様のご指定で使用したオレンジゴールド。オレンジゴールドはピンクゴールドに配合は似ていますが金色が強く、ピンクの持つ甘さが無いのが不思議です。
 銀座 尚呼では他社に比べれば断然手掛けている指輪の数は少ないですが すべて同じものは一つもなく、皆様のご希望がそれぞれ違うことにとても驚きます。
 私はとてもブライダルのお仕事が好きです。作ることも大好きです。ウチのスタッフたちは20代と若く、各公募展で受賞歴のある実力者です。私達は作るのが非常に好きです。制作中はしんと黙っていることもありますが 同じ大学を出ているので昔話で笑ったり、打ち合わせでお互いアイディアを出し合っています。
 
 そんな工房の中でお二人の指輪を作るのが嬉しくもあり、一生の指輪だと思うと畏れ多い気持ちで過ごしております。
 

体験の指輪

大学生活最後の思い出として 大学生のカップルが指輪を作りに来てくださいました。
今回の指輪はこってりとした木目金ではなく、シンプルな銀の指輪です。指輪の内側には二人の思い入れのある刻印を打って頂きました。
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 彼の方はチョッキを着て懐中時計をポケットに入れているような英国紳士のような方で、女性の方は卒業論文の話を聞いたせいもあって漆黒の髪に黒い瞳でなんとも神秘的な感じが致しました。
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なぜ彼女さんがモスクに心惹かれるのか分かりません。
 私自身はトルコに行って初めてイスラム文化に触れました。
 イスラム教では神の偶像は作ってはいけないので光で神を表し礼拝していました。女性は必ず体を覆って肌を露出せず、ヴェールを被らなくてはいけません。単独行動でイスタンブールの寺院に入ったときにヴェールを被るように注意され、男性と女性は分かれて礼拝でした。
 
 私はいつかまたお二人が当工房に来て下さるような気がしてなりません。
 今度は銀ではない指輪を拵えにいらしてくださいますように。
 お二人の未来に祝福がありますよう。
 
 

入選おめでとうございます~第46回伝統工芸日本金工展~

尚呼の彫金教室より生徒さんの一人が初出品、初入選となりました。皆さんご存知の たがや さんです。本当におめでとう!そしてNさん、おめでとうございます。
 今年の金工展は、
 
明治神宮文化館宝物展示室です。会期が04.29~06.25、約二か月という長い期間です。
二人の生徒さんの作品が出来たとき、どちらも感動がありました。工芸品はやはり美しいということが大切だと思います。さらにその作家らしさがあると尚良いと思います。でもひとつ前のブログの記事の二輪の花のたとえはこのお二人のことではないです。昨日の記事も今日の記事も、当工房でおめでたい話となりました。
 私個人は作品を見たときに その作家のこれまでの人生や心情、温故知新の技術を感じるのが好きです。どちらかというとその人の過去や現在を見るだけですが 桂師匠はその作家の未来を作品に見抜いて これからが楽しみな人ですね、とある作家への講評で言われたこの言葉はさらっと言われた一言でしたけれど。。恐らく多くの出品者が気にも留めない言葉だったと思いますが 仙人だと改めて思いました。。。
 制作中はあんなに苦しいのに、出来上がったときは全部忘れてしまいますよね。制作中の苦しみの他に、私達は生活もしていかなくてはならないので時間を作るという苦労があります。また、その為に仕事を休むので収入も減ります。肉体疲労に加えて生活不安という試練があります。それも入選や受賞で報われるかどうかもわかりません。
 
 行きつく先は結局 工芸品を作るのが好きだから という理由になるのでしょうか。
 どうかご覧になられる皆様は、食事を忘れ寝るのも惜しみ、音を立てないように布団の中で制作し(都内は音の問題があります)そんな命を削ってまででも没頭して制作した作品一つ一つを 足を留めて鑑賞して頂きたく思います。
 
 
 
 
 
 
 
 

開花宣言

 東京は雨の今日、開花宣言となりました。
 うちの教室も 開花間近の佳き出来事が2輪ほど生まれそうで誠におめでたい事でございます。
 さて 今年の秋口に入会された生徒さん、遠方なので時々しかお見えになられませんが初めてのヒョウタンの打ち出しです。火銅しあげとしました。こちらはムラなく着色する方に専念しておりますが 生徒さんにとっては初めてのことだったようで 大変感激して喜んでおられる姿に なんて純粋な方なのだろうと思いました。
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 私は打ち出しは殆ど手を出しません。見ないとわからないときだけ手を出しますが あまり任せっきりだと全く覚えないんです。自分で苦労して学んだあとに、先人の打ち出しを見て初めて多くのことを理解するのを自分でも経験しているからです。
 作家になるわけではなく楽しみたい方ももちろんいらっしゃいますので、自分のペースで学んでいきましょう!
 
 
 
 

レンタルアトリエ

 銀座 尚呼のレンタルアトリエスペース は 桂彫金塾が開講されているときは使えないので毎日使えませんが ほぼ毎日使えるのと、1か月レンタルや30分毎のレンタルも(15分という方もいます)音を気にせず、道具も使えるので便利かと思います。元々は卒業制作が間に合わなくて困っている学生さんの為に作りました。
 このレンタルアトリエスペースがやめられない理由は 彫金以外や彫金であっても違う世界の方々がご利用されるので本当に楽しいです。最初はデザイン事務所の方がご利用くださいまして、風にたなびくドレスを樹脂で固めた後 天井にぶら下げて干して帰られました。それを最初に見つけたスタッフが 尚呼さんとうとう首つり〇〇したか と思ったそうです。酷い。
 最近、サイズ直し機を入れました。指輪を大きくするのに便利です。
 酸素バーナーもレンタルでは使い放題なので プラチナでの作業がある方は是非どうぞ。
 
 
 
 

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