科学技術学園高等学校~純銀を溶かして~
毎年科学技術学園高等学校から体験で学生がきます。
今年は純銀を溶かしてペンダントにしました。ちょこ皿に純銀を入れて溶かしたものを叩いて、刻印を打ったものでイメージは古代の銀貨です。




私服で現地解散だったので渋谷へ遊びに行った学生もいたようです。
将来の夢を語る学生も数人いて 大人なようなまだ子供のようなとても微笑ましい皆さんでした。ありがとうございました。
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明治神宮文化館宝物展示室です。会期が04.29~06.25、約二か月という長い期間です。
二人の生徒さんの作品が出来たとき、どちらも感動がありました。工芸品はやはり美しいということが大切だと思います。さらにその作家らしさがあると尚良いと思います。でもひとつ前のブログの記事の二輪の花のたとえはこのお二人のことではないです。昨日の記事も今日の記事も、当工房でおめでたい話となりました。
私個人は作品を見たときに その作家のこれまでの人生や心情、温故知新の技術を感じるのが好きです。どちらかというとその人の過去や現在を見るだけですが 桂師匠はその作家の未来を作品に見抜いて これからが楽しみな人ですね、とある作家への講評で言われたこの言葉はさらっと言われた一言でしたけれど。。恐らく多くの出品者が気にも留めない言葉だったと思いますが 仙人だと改めて思いました。。。
制作中はあんなに苦しいのに、出来上がったときは全部忘れてしまいますよね。制作中の苦しみの他に、私達は生活もしていかなくてはならないので時間を作るという苦労があります。また、その為に仕事を休むので収入も減ります。肉体疲労に加えて生活不安という試練があります。それも入選や受賞で報われるかどうかもわかりません。
行きつく先は結局 工芸品を作るのが好きだから という理由になるのでしょうか。
どうかご覧になられる皆様は、食事を忘れ寝るのも惜しみ、音を立てないように布団の中で制作し(都内は音の問題があります)そんな命を削ってまででも没頭して制作した作品一つ一つを 足を留めて鑑賞して頂きたく思います。
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