四川省成都
一週間、四川省成都で働いておりました。
お茶館などでの作品解説や議論が2日間あり、それぞれ2時間喋りっぱなし状態でなかなかハードでしたが 成都の伝統工芸が遺産と呼ばれるように化石のような存在になってきていること、人間国宝のものは庶民には手が出せず、無名の人は販売につながらなくて苦しんでいること、技術は高くともデザインが古いままなのはどうか、等々議論しあいました。
男尊女卑が日本にあると聞きますがどうですか?の質問には あります と答えました。
女性が男性より抜きんでて才能があったりお金を稼ぐと男性の嫉妬や僻みはあからさまで足を引っ張ったり嫌味を言ったりが度々ありますが、成都の女性は成功した実業家が多く 核家族では無いので子供の面倒は祖父祖母が見てくれるそうです。
実際、この5つ星ホテルのオーナーも、若い女性でした。ビルも数軒持ち経営する女性も多かったです。
日本の女性は成都の女性のように強くならないといけないですね、と皆で笑いました。
時々、いくら稼いでいるの?と失礼な質問をしてくる男性がいるのを そうでもないんですよ、とその男性にがっかりしてしょんぼり答えておりましたが 成都帰りの私は ぼちぼちですわ と答えることにします。成都は大阪に似ています。でも本当にぼちぼちです。私は敢えて手間のかかるものを作り続けようとスタッフに話しています。
中国には色々な諺があります。
エリートが多く住む北京では 自分の愚かさを知り
〇〇島では 自分の体の小ささを知り
成都では 自分が早く結婚したことを後悔する
などと言われます。成都は本当に美しい人が多かったですよ。一緒に行ったボランティアの若い男性と一緒に歩くと あの子美人 あのうなじが! あの足首、あのくびれ!と違う所ばかり見るので面白かったです。中国語が話せるので成都女性に大人気。毎日貢物がありました。
今回は私の家族も一緒に成都に行きました。
日暮里駅から成田に行き直行便で成都だったのでどこでもドアで行ったような感覚でした。
交通費も往復で3万円もしないので 実家の高岡に新幹線で帰るのとあまり変わらないのはちょっと納得がいかないのでした。
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