CHAUMET展
母校でCHAUMETのキュレーター2名によるスライドとトークがあり、散々大感激した私は翌日にもCHAUMET銀座本店へと足を運びました。しかしとても入れる雰囲気ではなく、ウィンドー越しに溜息をつきながら麦の穂のリングなどを見ていたのでした。直接手に取ってみたいなんて思いながら。そのタイミングでCHAUMET銀座本店に見に来ませんか?とお誘いがありました。それで桂彫金塾の生徒さんで宝石好きの25歳男子に聞くと、お誘いくださった方と私とその彼との空いている日がたった1日あるという奇跡。本店にお邪魔する前に2人でまずCHAUMETの展示会へ・・・東京駅から徒歩5分ほどの、三菱一号館美術館へと足を運びました。
元々は銀行だったそうで内観も重厚感あふれており、こんな銀行だったら安心して相談できそうです。東京駅からとても近かったですよ。
丸の内にヨーロッパ風の庭園があるなんて知らなかったですね、この辺りのサラリーマンOLは超がつくエリートが多く、お庭の周りで憩う方々の所作がきりっとしていて素敵でした。
展覧会は撮影可のブースもあります。飛行機5機で飛んできた1800年時代からのハイジュエリーは顧客がマリーアントワネット、ナポレオン、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌ、教皇といった方々でデザインの気品が高く技術も最高でもちろん、宝石も素晴らしいものばかりでした。ポケットタイプの拡大鏡を持ち歩いて裏も沢山見ることが出来ました。
感激したままの25歳と私とでそのまま歩いて銀座本店へ。たくさんのジュエリーを本当に手に取って見ることが出来てどんなに感謝したことか、この場を借りて御礼申し上げます。良い物しか置いていない。それも非常に貴重な宝石ばかり、私達がお金を出して探しても手に入ることのできないノンヒートの大きなエメラルド、(インクルージョンが見られない もちろん、オイルで浸してもない)インターナリーフローレスのダイヤモンド、CHAUMETの企業カラーである青のサファイヤはこだわっているので勿論ノンヒート。
それからなのです、我々は他のブランド会社に入る時怖気づかなくなりましてCHAUMETがハイジュエリーの中でどれほどの位置にあるかを思い知らされたのは。。。
長らく銀座で工房を構えていた割には全然銀座を楽しめていなかった事に今更気が付いてメイン通りや5丁目を歩いてみるようになりました。沢山の美しいものを見て沢山の夢を見て楽しい一日でした。
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