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2019年1月 9日 (水)

たらい舟

 昨年に続いて岐阜県は大垣市でのたらい舟のお話です。

 お仕事とはいえ都内を離れると旅の気分です。旅先での地元の職員さんとの交流も本当に楽しみなものです。10月頃の大垣市は日中は暖かいのですが3時を過ぎる頃は急に空気が冷たくなり夜になるととても歩いていられませんでした。どこも飲食店は満員でコンビニエンスストアがありがたかったですね。

 自由時間のハイライトは なんと たらい舟。

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 大垣城は今はお濠しか残っておらず、お濠の周りは湧き水がこんこんと湧き出ています。透明なので水底が見えるんですよ。そこをたらいに乗って一周しながら船頭さんとの会話を楽しみました。

 たらい舟そのものは大垣市では歴史は浅いのですが そもそもは、徳川家康が大垣城を押さえたとき、城の責任者が若い頃の家康のお習字の先生だったそうです。その為、家康は逃げるようにと手紙を送るのですが、それは出来ないけれど娘だけは逃してほしいとたらいに乗せて城から出したことがあり、現代になって佐渡島からたらいを取り寄せてお濠巡りをしているのだそうです。

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 次々とお客様を乗せたたらい舟が。。。

 私達の前方には体重100キロはあるかと思うような大柄の男性と、極端に小柄な女性が乗っていて たらい舟は大きく傾いで、時に回るんです。くるくると。前になんて進まない。(そのたらい舟は沈みそうでしたが)なるほど、たらい回しとはこのことかと感心したのでした。

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 町はいたるところこうして湧き水があふれており、飲むことが出来ます。豊富なので洗いものをしている姿も見られました。東京の身も心も汚染された私どもにとっては飲み水でお風呂を沸かしたりお皿を洗うなんて本当にもったいないことです。

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 子供たちは変に こまっしゃくれてなくて、泣くときはもう物凄い顔で真剣に泣いているんですよ、東京みたいに人目を気にすることも無く思う存分泣くことが出来て良いなあなんて見ていました。

 かと思えば道の真ん中で U.S.Aを踊りまくる男の子。自由です。

 この後のお酒を交えた懇親会は午前様だったそうで 私は一人、奥の細道が荒川区のすぐ隣の北千住から始まりこの大垣が終点だったことに思いを馳せていました。一度しかない人生を歌を詠み、足の痛みに耐え、旅の先々での人情や料理、風習の違いなどを楽しむって ちょっと憧れますね。

 大垣市は月1で芸能人を呼んでのイベントもあり一所懸命市役所の方々が頑張っておられます。私達の時は美川憲一さんでした。トークが面白かったですね。

 大垣市 是非みなさんも一度は訪れられてください。

 

 

 



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