恋愛

2017年3月24日 (金)

体験の指輪

大学生活最後の思い出として 大学生のカップルが指輪を作りに来てくださいました。
今回の指輪はこってりとした木目金ではなく、シンプルな銀の指輪です。指輪の内側には二人の思い入れのある刻印を打って頂きました。
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 彼の方はチョッキを着て懐中時計をポケットに入れているような英国紳士のような方で、女性の方は卒業論文の話を聞いたせいもあって漆黒の髪に黒い瞳でなんとも神秘的な感じが致しました。
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なぜ彼女さんがモスクに心惹かれるのか分かりません。
 私自身はトルコに行って初めてイスラム文化に触れました。
 イスラム教では神の偶像は作ってはいけないので光で神を表し礼拝していました。女性は必ず体を覆って肌を露出せず、ヴェールを被らなくてはいけません。単独行動でイスタンブールの寺院に入ったときにヴェールを被るように注意され、男性と女性は分かれて礼拝でした。
 
 私はいつかまたお二人が当工房に来て下さるような気がしてなりません。
 今度は銀ではない指輪を拵えにいらしてくださいますように。
 お二人の未来に祝福がありますよう。
 
 

2012年11月 6日 (火)

懸守 体験で作るブレスレット&ペンダント 誕生の話

浅草寺で待ち合わせしたお客様は 〇組のせがれ と呼ばれる方で、本物の江戸っ子でした。当時まだ私はかろうじて20代、せがれは30代。イケメンで体格も良く全ての方に優しい方でした。待ち合わせした浅草で少し待ったのでおみくじを引いたら大凶でしたね。浅草のおみくじは殆どが凶か大凶なので浅草でおみくじなんて引くものじゃありません。
 たまに頼まれて鎖を編んだり、そうそう、煙草の前金具を作ったこともあります。受け渡しが浅草でした。
 そのせがれが話してくれた一つに 懸守(かけまもり)があります。これはお寺や神社のお札を入れた袋の事で、せがれは長いひもを肩に斜めにかけてそれを身に着けていました。昔はこの中に好きな人の名前を紙に書いてお互いに隠し持っていたということです。錦の布で作った腕輪もあったそうで、今のように大っぴらに付き合うことが出来ない時代、携帯もメールも無いわけですからこの懸守が二人の信頼と絆の証だったという話をされていたのを思い出します。

 特に何かが起こった訳でもなくなんとなく〇組のせがれと疎遠になり数年経ったころです。急に、本当に思いがけず稽古中にせがれのことを思い出して生徒さんに話しました。そしてそのすぐ後に、〇組のせがれが、40代の若さで癌の為に亡くなられたことを電話で知らされました。悲しいというよりは驚きの方が大きかったです。
 そののちまた私は日常の雑事で 〇組のせがれの事を忘れていきました。そしてまた、数年してふと 〇組のせがれを思い出したのです。
これを現代に再現したらどうなるだろう、という考えから 今年のクリスマス体験キャンペーンが生まれました。今まで 彼を亡くして悲しいと思ったことが無かったのですが、ブレスレットやペンダントになって形になるとほっとしたのか涙ぐんでしまいます。私は勉強不足ですが、離れても私たち、ずっと友達でいよう。これからも色々日本のいい文化を教えてください。絆は目に見えないけれど、それが懸守という形になった時に メールや携帯よりも色々な場面で存在が大きいのではないかと思います。

2012年11月 5日 (月)

懸守~体験で作るジュエリー、懸守を現代に再現して~

Campaign_2012_on

 日本では平安時代から神仏の護符を錦の布で包んで、長い紐をつけて肩から掛けたり腕につけたりしてお守りとした習慣があり、特に懸守(かけまもり)と呼んでいました。江戸時代頃には好きな人の名前を懸守に隠してお互いに身につけるという習慣があったそうです。

 

 今では見られなくなったこの習慣を現代に再現してみよう!と、今年のクリスマス体験キャンペーンではブレスレットとネックレスで制作致しました。

 

 

 この体験のポイントは、純銀(サラ)の粒をご自身の手で溶かすことが出来ること。

 混じりけのない純粋な銀が溶ける瞬間は言葉では表現の出来ない美しさです。丸いインゴットを作ったら早速、叩いて打ち延べて行きます。この打ち延べは昔のお金を作る時に似ています。是非この感動を体験してください。

 

 そのあと、イニシャルや好きなデザインを 鏨(たがね)という道具で打っていきます。お相手のイニシャルでもいいし、大好きなペットのお顔でもいいですよね。

 そして、後はブレスレットかペンダントをお選び頂きます。

 

 ブレスレットはイタリアから仕入れた牛革を使用しています。ご希望の方には金具を取り付ける所からお教え致します。

 

 ネックレスは銀のチェーンを差し上げます。

 2012年の思い出に、感動と共に楽しく彫金を体験してみませんか?きっと、懸守のように楽しい時も哀しい時も傍にいて、心強い気持ちにさせてくれる事でしょう。

 クリスマスキャンペーンは2012年12月26日まで。

 お1人様4500円、ペアはお1人4000円です。(材料費全て含む・税別)

 所要時間は長くて2時間、制作した後の銀座を楽しむのも良いですね。

 キャンペーン終了後はお1人様5000円、ペアお1人4500円となります。ペット同伴の方はお申し出ください。

 お問い合わせは 

 03-3563-3038 またはinfo@metalhearts.net 大野まで。お待ちしております。

場所はこちら (株)METALHEARTS

 東京都中央区銀座1-18-6 B1

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年2月 4日 (金)

Sさん ご結婚おめでとうございます。

 「結婚しました」

 と 唐突にSさんに言われて 豆鉄砲をくらった鳩状態の私。

 次々に教室入りする女子も 目が 点。

 忘年会で彼女がいるのを知ったばかりだったので そんな素振りも無かったしびっくりしていたのに。つい2日前に、突然、天気もいいし結婚しようか位の感じで入籍されたのだそうです。

 私はこれ以上どう記事を綴っていのかわかりません!矢継ぎ早にSさんへの質問が飛び交いました。

 人生は何が起こるのか全く分かりません。クエッコンですよ!?!?!しょんなに ぶらり散歩がてらに2人手をつないで役所へ行くような簡単なものなのでしゃうか!いえいえ、多分きっと2人は寄り添いながら仲良く新しい人生を歩まれていくのでしょう。

 結婚はいいねえ。結婚はいいよ~

 みんな急にハイテンションになって 浮かれてしまい 帰り際全員 ぐったりしてしまいました。

 この数年はウチの教室は結婚出産の大ラッシュです。

 本日より急きょ、Sさんは 婚約指輪と結婚指輪を制作されることになりました。

 おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!

 末永くお幸せに、甘い新婚生活を送られて下さいね!

 

わたしも結婚生活は未だに甘い生活を送ってますけど ふふ。ほほ。結婚はいいものです。

 

2009年11月 5日 (木)

尚呼先生の結婚パーティー

こんにちは、SSです1102_001_2

11/02に横浜中華街 「聘珍樓」にて、尚呼先生の結婚パーティーが開かれました

今年の6月にご友人の結婚式で出会ってからあれよあれよと順調に事が進み
9月には入籍聞かされた方はびっくりびっくり。

お二人ともシャイなので、挙式はせずに入籍だけとおっしゃっておりましたが、
せっかくなのでお祝い会しましょう!とお教室の生徒さんが立ち上がり、
とってもとっても素敵なパーティーになりました

二人並ぶと何ともお似合いで、先生にも幸せが訪れよかったなぁとしみじみ。

新婚旅行もまだしていない二人の為に、
横浜の夜景の見える素敵なホテルでの一泊をプレゼントしました

お二人とも喜んで頂けたみたいで

末永くお幸せに~

2022年9月
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